これは有名なことやと思うが、
アメリカは返品天国である。
私が働いている店も、
基本どんな返品でも受ける。
ある日、年配の夫婦が返品にやってきた。
彼らが返品に持って来た香水は大きな瓶で
200ml入っている。
その半分以上がなくなっている。
普通の香水の一瓶分は使っていることになる。
一瓶三百ドルの香水なので
百五十ドル分使った計算になる。
「使ってみたけど、好きになれなかったの」
いや、しかしやなぁ
半分使うまで、嫌いな匂いやてわからんかったんか?
てか、100ml使うのて結構時間かかると思うけど
「うーん、購入したのは三年くらい前かな・・・」
三年かかって、やっと嫌いやって気づいたんか?
そら仏のじぇにたんでも
ビ*チ マジで?ともなるがな。
「レシートもないし、購入されたのも三年前なので
マネージャーと話してください」
私には
三年前購入、の、半分使用済み香水、の、
しかも三百ドル、を
全額返金できる権限はない。
滅多なことでは、返品にNOと言わないデパートだが、
今回はさすがに返品を受けなかった。
まあ、常識で考えたら当たり前やよね。
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