友人のエミリーから、仕事が終わった後に
ビーチに行こうと誘われた。
「満月やから?夜にビーチ?何それ?」
「願いごとを紙に書いて燃やすのよ!」
三十代独身のエミリー。
五十代独身の私。
二人とも崖っぷちには違いない。
なんや、ようわからんが
それで願い事が叶うならと、一緒に行くことにした。
ビーチに行く前にハンバーガーで腹ごしらえ。
こんなもん食べて、太ってたら
ますます縁遠くなるような気もするが、
ここのハンバーガーは美味しいし、クーポンあるからと
エミリーが言い張るので、二人で食べる。
その後、ビーチに到着。
「さあ、ここに穴を掘るわよ!」
言われるままに、エミリーと一緒に穴を掘る。
そこに、願い事を書いた紙と
なんだかわからないが、エミリーが持って来た
ハーブや小枝の束を入れて、一緒に燃やした。
「これで、きっと私たち、
運命の人に巡り会えるわ!」
「そうね!きっと巡り会えるよね!」
二人で服のまま夜の海に飛び込んで
ティーンのように、キャーキャー言いながら泳いで・・・
楽しく帰って来たのが、かれこれ一年前のこと・・・
満月がなんぼのもんじゃい。
ハーブがどないしたっちゅうねん。
エミリーも私も、未だ独身や。
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