ある日、いつものように夕暮れの街を運転していたら、
乱暴な運転で、私を追い越しざまに
クラクションを派手に鳴らし、
窓を開けて、手を振る男が。
しかも、ラテン系の超イケメン。
超絶甘い笑顔。
マジか!?
と、思ったのもつかの間。
この間三秒くらいやろか。
オネエの同僚って気がついた。
まじ、この三秒間は舞い上がったのに。
彼はバリバリのオネエで、
毎回違うメイクを施した自撮りをインスタにあげている。
イケメンなので、メイクもよく映える。
彼はセーラームーンが大好きで、
大好きすぎて、吹き替えなしのも見てるから、
日本語で
「ツキニ カワッテ オッシオキヨー!」
と、ポーズを付けて言うことも出来るし、
突然、
「ウサギチャンッ!」
と言うてみたり、
「あたしね、セーラームーンとセーラーマーズは大好きだけど、
セーラーマーキュリーは好きじゃないの!
だって、意味わかんないじゃない?」
と、私にはもっと意味のわからんことを
日本人やからという理由だけで、
熱く語って来たりする。
そう、私に手を振って来た
ラテン系のイケメンが、
実は知り合いのオネエで、超がっかりしたって話よ。
ま、そうやでな。
私の周りの異性、オネエだけやった。
この業界から抜け出さん限り、
再び嫁には行けんのやろか。
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