常連のお客さんの中には
病的に意地悪な人が何人かいてる。
もう顔は覚えてるから、
てか、何の予備知識もなく彼女らの顔を見ても、
意地悪なオーラ(これもオーラで良いのか?)を
発してるから、普通やないことはわかるねん、ほんまに。
で、とにかく顔を覚えてるから、
遠くから見たら、すぐに隠れたり逃げたりするけど、
うっかり捕まってしもたら、しょうがない。
仕事やから、接客するしかない。
こないだも、一人来てん。
時々見る、意地悪顔が。
テスターの化粧品の蓋を開けて
匂いを嗅ぎながら、
「私が使ってる化粧水これやねんけど、
なんか匂いが違うんよね」
「他のと間違ってるってことないですか?」
「ないわよ!これに間違いないわよ!
でも匂いだけが違うんよ!」
「はぁ・・なんででしょうねぇ」
「あんた、わからないの?なんでか?」
「わかりません」(知るかいな)
「使ってるのはこれに間違いないのに!」
「匂いが違うなら、別の化粧品てことないですか?」
「これに間違いないのよっ!」
ほな、それでええやないか。
「とにかく買うていくわ。違ってたら、返品すれば良いだけやし」
その翌々日。
「あ!あんた!これ違ってたわ!これやなかった!」
再び「匂いが違う」と騒いでいたババアに捕まった。
「あ、そうですか」
「えーと、名前がね、違ったんよ。これやなくて、
トニック、トニック・・・
その後なんやったかいな」
思い出した。
このババアが買うて行ったのと、
似たような色で、同じ容器に入った
違う化粧水があることを。
「あー!トニック***やないですか?」
そう言うと、私はババアにトニック***を見せた。
「そうそう!これよこれ!」
「じゃあ、こちらと返品交換しますね」
「ちょっと!ちょっとあんた!」
?
「なんで知ってたんなら、こないだ言わんかったんよ!?」
「何をですか?」
「このトニック***のこと知ってたのに、
なんでこないだ私に言わんかったんよ!」
???
「意味わからんのですけど」
「こないだ私が来た時、言わんかったやないの!
この化粧水のこと!」
「今思い出したから言うただけですけど」
「なんでこないだ言わんかったんよっ」
「そやから、今思い出したから、言うたんです。
今思い出したこと、一昨日に言えるわけないでしょう」
そもそもお前が、違う化粧水掴んで
これに間違いないっ!って連呼しとったんやないか。
「ふん、ま、ええわ。返品交換してっ!」
まさか、こんなことで
いちゃもんつけられるとは、想像もせんかったんで、
私の対応もひとつやったけど・・・
このクソババア、次戻ってきて
またしょうもないことで、いちゃもんつけてきたら、
今度はおとなしい対応せえへんからな。
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接客業は辛いですね。
返信削除じぇにたんの婚活話も面白くて、婚活経験のない私は、ふぅーん、へぇー、こんな人いるんだーとか思いながら興味津々で読ませてもらっていますが、同僚シリーズ、お客様シリーズは、これまた普通のお仕事をしたことのない私にはすごく面白いです。(当事者としては嫌な思い、大変な思いをしているのに申し訳ないですが)
こういう理不尽な人、客じゃなかったらバシーンと言い返せるのに、じぇにたんよく耐えています。私だったら精神やんじゃうかもです。
接客も婚活も、もう全部ネタにしてまえ!て感じw笑ってもらえたら嬉しい。苦労した甲斐があったいうもんやわ。美容部員なんて、仲良くなると得なことが多いのに、なんで最初から敵視してくるんやろって思うわ。
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