2019年9月11日水曜日
???の気持ち5
どんなにアメリカに長く住んでも、
移民の私にはやっぱりハンデがある。
家族でドバッと移民してきたら、
英語が喋られなくても、家族で助け合って
なんとか頑張れるだろうが、
国際結婚で渡米して、
熟年離婚なんぞしようもんなら、
己が選んだ道とはいえ、
そら孤独なもんや。
そんなところに、親しくしてくれて
いろんな面倒を見てくれて
親身になって相談に乗ってくれる友達ができたら、
嬉しいし、急速に仲良くなってしまう。
(この急速に仲良くなるというのは
基本、ろくなことがない)
アドバイスも、うんうん、と素直に聞けてしまうし、
頼りにしてしまう。
確かに、移民相手やとアメリカ人のソフィーは
絶対、主導権取れるよね。
若くておとなしい子相手も、主導権取りやすいよね。
その後ソフィーは
マネージャーのポジションに応募したが、
他の人間が採用されたことに激怒して、
自分が選ばれなかったことは
公正な判断ではないと辞めてしまった。
辞める時には、店長のオフィスに乗り込んで、
いかに自分が不当に扱われているか抗議したソフィー。
私が冷静に思うには、
ソフィーはマネージャーの条件を満たしていない。
基本、マネージャー職になると、
従業員とつるむことは禁じられている。
他人の悪口も禁止。
ソフィーにそれが出来るとは思えない。
私でさえそう思うのだから、
私よりも、頭が良いはずの店長や副店長が
ソフィーを昇進させるわけがない。
もっとも、私より仕事の出来ない奴でも
(相当ひどいという意味w)
店長に気に入られたら、出世できるので、
ソフィーが「私も!」と思ってもしょうがないけど。
そして仕事を辞めた後、
ソフィーはフェイスブックで知り合った男を追いかけて
カリフォルニアに行ってしまった。
その時点ではまだ一度も実際に会ったことがなかったのに、
もうフロリダにはうんざり!
私は以前からカリフォルニアに住みたかったの!と、
荷物をまとめて引っ越してしまったのだ。
この頃になると、ソフィーの「良い人」の顔は
すっかり影を潜めてしまった。
感情的でクレイジーな怖い女、といった印象。
皆がもう彼女とは関わりたくないと思っていた。
続く
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