2020年11月25日水曜日

私のファンになったのかしら

最近、職場で
前は何してたん?とか
どこから(どこの国)から来たん?
とか、色々訊かれることが増えた。

私を面接した人以外は、
私のプロフィール知らんしね。

私も、自分のことは
聞かれない限り話さないし。

私はねー、日本から来てー、
熟年離婚して、貧乏のズンドコで
化粧が得意で、
いろんな色のカツラ持ってるのー
そうです、私が変なおばさんでーす、
とか、話す必要もない。

ただ、確かに異色かもね。

忙しい職場で、
英語での会話能力や、
早い動きが求められるので、
私以外の人は全員、
英語が第一言語の人たち。
親が移民で、スペイン語も喋ることができても、
本人はアメリカ生まれのアメリカ育ちな人ばっかり。

フロリダでこれは珍しいかも。


マネージャー職をやっている人たちは、
だいたい三十代から四十前後かな。

あとは、高校生や大学生がたくさん働いてる。
この仕事が生まれて初めての仕事、
みたいな子たちが多い。

五十代は私ともう一人だけ。

とにかく若い職場。
若くて忙しい職場。

そやから、みんな早回しの動画みたいに
びゃーって働いてる。
めっちゃ早口やし。

そこに私一人、
違う時間が流れてる。

緩やかな、穏やかな時間。
(職場でそんな時間流すな)




いや、もうこのスローさでは
彼らから見たら、
働いているようにすら
見えないかもしれないw
 
今までが、忙しい職場やなかったし、
ぐわーっと早い仕事を求められてなかったから、
もう今更早く動かれへん。

でも、誰でも良いところはあるもんで、
私ももう一人のおばちゃんも、
接客だけは得意やねん。

私ら二人とも、
無駄に愛想がええし、
客に少々なんか言われても打たれ強い。
ちょっとやそっとでは動じへんて感じ。

若いと自意識が強いやん、
「なによ!あの客!失礼ね!ぷんすか!」
なんて、皆しょっちゅう言うてる。

若い時って、なんか言われた時
パーソナルにとってしまうんよね。
私も昔は若かったから、
その気持ちはわかる。


立派なオバハンとなった今、
自分のことでさえ?
「え?それ私のこと?」
みたいな感じ(それはあかんやろ)

しょうもないことで
怒ってる客を見たら
(可哀想に・・・不幸やねんな・・・)
って思う。

だからって私が幸せの絶頂におるわけでもないがw
ただ、自分の不機嫌を
他人に巻き散らすほどに、
不幸な人生も送ってへんてとこやな。

ついでに私は、自慢させていただくなら、
セールストークも得意。
数十万円の美容液を売る難しさを考えたら、
二百円や三百円のパンを
一つ二つ余分に売りつけるくらい、
屁でもない。

牛のようにスローやが、
無駄に愛想は良く、パンもよう売る。
受けた注文には、
適当なスペルで、
好き放題の名前を書いてよこしてくる、
(毎日新作のキラキラネーム制作中)

けったいなオバハンやなぁ、て感じで、
色々訊きたくなったのかもね。

そのうちファンクラブ出来るかなぁ。
(できません)

 
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