2020年11月30日月曜日

カスタマイズしすぎにも程がある

時々聞くのが、
「とりあえず、ウエイトレスの仕事でも」
という言葉。

副業が必要な時とか、
仕事探してる時とか。


でもねぇ、
ウエイトレスなめたらあかんで。

て、ウエイトレスの仕事、
二日しか保たんかった私が言うてみるw

日本のウエイトレスやウエイターも大変やと思うけど、
アメリカのそれもかなり大変。

そもそも、客が
メニュー通りの物を注文してくれない。

ハンバーガー、パン抜きで、
レタス増しで、ピクルス抜きの
玉ねぎ抜きの・・・
アイスティーは氷なしで、
でも別のグラスに氷も入れて持ってきて、
レモンは抜きで、
イコール(砂糖の代用品)をつけて、
みたいに、言うてくる。

読んでるだけで、
イラついてこーへん?w

私、ほんま出来へんと思う。


ほんで、
ウエイトレスは大変そうやけど、
「パン屋なら」
と思って働き始めたが、
甘かった。

目の前にコンピューターがあって
すぐに注文をその場で入れていける分、
ウエイトレスよりは絶対楽やと思うけど、
それでも、やっぱり
皆好き放題注文する。

パンやスイーツは
もう出来上がった状態で売られてるので
全く問題ないのやが、
(カスタマイズのしようがない)

サンドイッチとか飲み物ってなると、
もう原型を留めてない状態の注文が
結構くる。
 
例えば、オリジナルメニューでは
チーズしか挟まっていない、
グリルドチーズサンドイッチを
(チーズを挟んで焼いた温かいサンドイッチ)

「パンは白い食パンやなくて、
サワードウブレッドにしてね。
ほんでチーズはプロベロンチーズじゃなくて、
グーダチーズに替えて、
そこに、ほうれん草と、
玉ねぎとトマト、
レタスとピーマンも挟んでね」

と注文してくる。




チーズとパンだけのシンプルなサンドイッチが、
野菜たっぷりのサンドイッチに変更されてる。

ちなみに、アボカドのような高い食材でなければ、
追加の野菜は基本無料。

心の中では、
なぜ、普通に野菜サンドイッチを頼まん?
と思うが、
客がそれを食べたいと言うとるのやから、
私がどう思うかなんか関係ない。

言われた通りにカスタマイズしていくしかない。

まあね、パン屋やから、
パン系のカスタマイズはええわ。
パンがメインの商売やねんから、
しょうがない。

そやけど、アメリカ人は
コーヒーかって、
あっさり飲んでくれない。

「アイスコーヒーに蜂蜜入れてね、
でも混ぜないで、蜂蜜は底に沈んでるようにして、
あ、クリームも入れて、
でもクリームはコーヒーとよく混ぜてね、
アイスは少なくして」

イラッとするw

何がしたいねん?
って言いたくなるのをぐっとこらえて、
注文を受ける。


目の前にコンピューターがあるから、
私でも対応できるけど、
これがテーブルに行って、
わけのわからん注文を書き留めて、
それを厨房に通すってなると、
いくらコンピューターがあっても、
私には無理な気がする。

というわけで、
ニコニコしながら、
わがままな客の要望に応えて
てきぱき働いてるウエイトレスって
凄いとしか言いようがないのです。


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2 件のコメント:

  1. 私もウェイトレスは絶対無理ですね。
    お勤め先のパン屋さんはかなり大きいみたいですね。私の住む町にもあったらいいな。
    34年前、神戸から渡米してきて、なにが辛いっておいしいパンとコーヒーがなかった事です。今でこそアメリカ人の味覚も向上してきたけど、日本に比べたら高いと思いませんか?

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    1. そうそう!美味しいパンとコーヒーがない!美味しいケーキもない!今はたまにまあまあなとこもあるけど、日本にはまーーーーったくかなわない。手作りていうだけで、美味しくなくてもべらぼうな値段するし。私が働いてるとこも、高いです。自分では買いませんわw

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