2020年12月1日火曜日

見てはいけない姿〜前編

今はこんなおばちゃんやけど、
昔はモテてんで!

と、おばちゃんあるあるの自慢をしてみたい私。

ここ数年は、
そこにおるんかとも言われず、
寄ってくるんは、フロリダ名物の蚊くらい。

それでも、離婚した当時は、
それなりにお声もかかっててん。

7年ほど前の話やのにね。
女の7年は残酷ね。

まあ、いいけど。
蚊も男も、今の私には同じくらいうざい。
(負け惜しみ)

それはともかく、
当時働いてた、某デパートでは
美容部員にはタニマチというか、
ファンというか、
そういう感じの男性客たちがいててん。




花が届いたり、チョコレートが届いたり、
私たちをおしゃれなレストランに連れて行ったり、
豪華なヨットでクルーズしたり。

経済的に大変な状況にあった同僚は、
彼女をお気に入りのお客さんから、
100ドル札をチップでもらったりしてた。

フロリダやしね、客の方も
お金持ちのおじいちゃんて感じやから、
若い女の子と友達になるのが
楽しかったんやろな。

私は若くなかったけどw

おじいちゃんからしたら、
若いに入れてもらえてたんかな。
(枯れ木も山の賑わい)
 
私にもファンがいてて、
お花やプレゼントをもらうこともあってんで、
いや、ほんま。

そういうお客さんの一人、Mさんが、
私とデートしたいと言うので、
一度スタバでコーヒーデートをした。

その次に、自分は料理が得意やから
ぜひご馳走したいと言うので、
私と同僚たちで晩ごはん呼ばれに行ってん。

Mさんは、見た目は好みではなかったけど、
明るくて陽気な人やったし、
まあええんやない?て感じ。

Mさんの自宅に私たちが到着すると、

「オーブンにラザニアが入ってるんだ。
まだもうちょっと時間がかかるから、
みんなワインでも飲もう」

と、すでにご機嫌のMさん。


リビングの大きなテレビでは、
私の知らんカントリーミュージシャンが
ライブをやっている様子が流れていて、
同僚たちは、ワインを飲んで楽しそうにやっている。

私は飲まないけれど、
機嫌ようすごしていた。

そんな私の隣にMさんが腰掛けた。

「君に見せたいものがあるんだ」

そう言うと、
Mさんは私を家の奥にある書斎に連れて行った。

続く

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2 件のコメント:

  1. いや~、ほんと、年齢を重ねた女性の美しさとか、世間ではよく言いますけど、現実はそんなに甘くなかったとしみじみ感じる今日この頃。
    婚活してる知り合いの男性は、美人のおばちゃんより、ブサイクでも若い子のほうがいいなんて、堂々とぬかしておりますし...。
    四十過ぎた頃から病気が怖くなり、プラス老化との戦い、人生の後半戦がこんなに過酷なものとは思ってませんでした。
    話は逸れましたが、Mさん、お金持ちのおじさまでいい感じじゃないですか~‼続きが楽しみです!

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    1. それよ!年齢を重ねた美しさ?年を重ねるのは楽しい?教えてくれや!それどこの世界の話やねん!?て感じw
      その知り合いの男性が99%の男性の気持ちを代弁してると思いますわw若いていうのは、いろんな意味で物凄い武器やよね。それを知らなかった若い頃・・・無駄に時間をすごしてましたわw

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