今の仕事で初めて泣いた日２

今の仕事で初めて泣いた日１

もうね、注文する前から顔が怒ってるw

なんか嫌なことでもあったんかなって思ったけど、

ニコニコ笑顔で、応対したんよ。

自称接客業のプロやからね。

日本で言うとこの「ポイントカード」を

持ってきてないから電話番号で探してということで、

電話番号を言うてくれてんけど、

運の悪いことに、タッチパネルの反応が悪く、

番号を一つ入れそびれてん。

（こんな時に限って・・・）

「すみません、もう一回電話番号を教えてください」

と私が言い終わる前に

「なんやて！もう一回言えてかっ！？」

と怒鳴られた。

ひぃぃぃーw

そない怒ることかぁw

無事電話番号も入力し終わって、

婆さんが注文するのやが、

「10ドルのセットで、なんたらサンドイッチと・・」

え、うちの店に10ドルのセットなんかあった？

でも、怖くて言えないw

コンピューターで見てみるが、

そんなメニューないw

どうしよう、ないとか言うたら

また怒鳴りよるでな、この婆さん・・・

そうしたら、ないと言う前に怒鳴られたw

「なんたらサンドイッチって言うてるでしょっ！」

「10ドルのセットよっ！」

ひぃぃぃぃw

「あんたではあかんわ！英語のわかる人呼んで！」

はいはいー！

とすぐにマネージャーに丸投げした。

 

昔の私やったら、

多分この場で、婆さんと喧嘩始めてるけど、

最近は、そういうことに使うエナジーがないねん。

他人に腹立てたり、怒ったりするエナジーが

もったいないというか、

まあ、きれいごと抜きで言うと、

面倒臭くなりました（老化現象）

マネージャーは、婆さんに言われるままに、

なんたらサンドイッチとスープのセットを

ぱぱっと入力して、すぐにキッチンに戻ってしまった。

もちろん、合計金額は十数ドルになっていて

婆さんの言うとこの「10ドルのセット」ではない。

てか、そもそもそんなセット、

メニューにないし。

合計金額を見て、

「ちょっと！どういうことよっ！」

と婆さんが顔を上げた時には、

マネージャーは消えていて、

そこにはヘラヘラ微笑む私の姿が。

「なんなのよっ！この店は！」

（いや、お前こそなんやねんw）

と婆さんは怒鳴ると、

私の手からレシートをひったくった。

商品の受け取りはあちらでーす！

と私はキッチンカウンターを指した。

続く

　

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