久々に客と喧嘩してしもた

そもそも、喧嘩にうんざりして、

離婚したんやし、

言い争いとか、そういうの

嫌やねん。

出来るだけ、

誰に対してもナイスに対応したいって

思ってるしさ。

それなのに、ああ、それなのに

こんな私をなぜ怒らせる？

その客は、

背の高い、中年男性で、

ほぼ毎晩来るのよ。

来るのはええんやけど、

マスクをいつも顎に引っ掛けてて、

口が丸出しやねん。

前に一度、丁寧にね

マスクで口元を覆うように言うてん。

その時はマスクを口元まで引きずり上げたものの、

マスクがどんだけ意味がないかとか

そういうこと延々と語り出してね。

ドタマ（頭）悪そうに、

顎にマスク引っ掛けてるような奴の講釈、

誰が聞くねん、あほんだら。

と言うわけにもいかないので、

一応客やし、にこやかに聞いてるふりしててん。

でも、それ以降はやっぱり、

マスクを顎に引っ掛けて来店するのよ。

ここで働いてる子らのほとんどは高校生で、

やっすい給料で働いてるのに、

みんなマネージャーに言われるままに、

一生懸命掃除して、

まめに手を洗って、って

やってるのよ。

私も指先ががさがさになってるけど、

しょっちゅう手洗いして、

あちこち拭き掃除してるのよ。

うちらもコ　〇〇に感染したくないし、

お客さんにも感染させたくないし。

なのに、なんでほんの数分、

マスクつけられへん？

うちらみたいに、八時間も十時間も

マスクつけろ言うてんちゃうねんで。

 

今日も今日とて、

例の中年男がいつものように、

顎にマスクを引っ掛けたまま

注文し始めた。

なめくさってからに・・・

「マスクしてください」

と丁寧にお願いした。

「マスクしてるやないか」

顎にな。

「口元カバーしてください」

「マスクせなあかんのやったら、

何のために、ここにアクリル板置いてんや！」

「ドアに貼ってありますよ、入店前にマスクしてくださいって」

私はアクリル板に隠れることが出来ても、

お前が飛沫飛ばしてるこの場所には、

他のお客さんも来るんやで、アホんだら。

「なんでお前にそんなこと

言われんとあかんねん！

ほな何か？この店は

食べる時もマスクせなあかんのかっ！？」

もうね、返しに

頭の悪さが溢れ出てる。

ここで働いてるのが、

若い子ばっかりやし、

若くない私もいつもニコニコしてるから、

こいつ、なめとるな。

わしを怒らせるな、言うたやろ（言うてへん）

仏のじぇにたん（自称）も三度までや。

「あんたが食べる時のことなんか

知ったことやないわ！

私が言うてるのは、店に入って来る時は

マスクしろいうことや！

入り口にも書いてあるやろ！

マスクは口を隠すために付けるもんや！

顎とちゃう！

注文する時は口元カバーしろ言うてんねん！」

気がついたら、目ん玉ひん剥いて

言い返していた自分が、そこにおりました。

なんで、ナイスな私のままでおらせてくれへんねん。

なぜ、私を怒らせる・・・

「た、たかがマスクくらいで！

こんな店誰が来るか！もう帰る！」

テーブルに広げてた荷物まとめて、

出て行きよった。

「おう！上等じゃ！

毎日、お茶一杯だけで、

100万年も居座るお前がおらんようなって、

せいせいするわ！

二度と来んな！あほんだらめが！

リンジー！塩や！塩！

塩持って来い！

塩撒いとけ！」

↑この台詞は心の中で言うただけです。

マネージャーたちは、

よう言うてくれた、ありがとう！

って私に言うてくれてんけど、

なんで、これくらいのこと

誰もよう言わんの？

そっちのんが不思議。

私がマネージャーやったら、

絶対言うで。

大事な従業員や、

ちゃんとルール守ってくれてるお客さんを

感染のリスクに晒すわけにいかんやん。

客やからって何してもええいうわけやない。

こんなアホのせいで

コ　〇〇のリスクに晒されてたまるか！

 

　

応援ありがとうございます。