2021年2月4日木曜日

想定外のメイクの効果

最近は、
化粧して仕事に行くことも増えてんけど、
それで気づいたこと。

化粧している時は、
客の意地悪が減る!

毎日、記録してグラフにして
統計をとって・・・・

ってやったわけやないけど、
これ絶対。

意地悪減るっていうか、
ほぼなくなる。

でも、すっぴんで行くと
モンスター級の客に遭遇する確率が
ばんっと上がる。

気のせいやろ?

違うのよ、奥さん。

常連で感じの悪い客もおるんやけど、
そいつらでさえ、態度が変わる。

特に女性客。

名札つけてるし、アジア人私だけやし、
私ってわかってるはず。

 
「そら、じぇにたんのメイクやったらw」

と妹きなこ。

なんやねん、その薄ら笑いは。

長年こいつと姉妹をやっているが、
姉を敬うところが全くないのは、
物心ついた時から変わりがない。

私のメイクが怖すぎて、
ほぼほぼ女子プロの悪役、
ダンプ松本、ブル中野、みたいな?
(最近の人がわからん)

それで、威圧感半端ないとかか?




時々やってくる、
杖をついた推定六十代の女性客カレン。

毎回ね、ありえへんくらい意地悪やったんよ。

いっつも怒ってる。

どんな返しをしても、
絶対怒るw

注文を聞き返すと怒鳴るし、
注文を間違えて聞こうものなら、

「アイスコーヒーを一杯ですね?」

「コーヒーなんて言うてないわよっ!
私はコーヒーなんか飲まないわよっ!」
(お前が何飲むかなんか知るか)

とぶち切れるw

「私は歩けないから、料理はテーブルまで持ってきてね!」


持っていくと、

スープが熱すぎる!
量が少ない!
ベーグルの焼きが甘い!

などなど、私に怒鳴りつけるw


同僚の間でも有名で、
高校生のバイト達は
彼女に怒鳴られまくって、
半泣きになるか、ぶち切れた経験があるので

彼女の姿を見ると、
みんな隠れてしまう。


私も隠れたいが、そういうわけにもいかず、
彼女の鬱憤を一身に引き受けていた。

そのカレンが昨日来たのよ。

 
「うわ、来た」

でも昨日のカレンは違った。

「あんたのとこの、チキンスープ美味しい?」

「美味しいですよ、人気ありますよ」

「そう、じゃあトマトスープ」

えw

会話にはなっていないが、
怒鳴らないし、
顔には微笑みすらある。

カレンの微笑みを見たのは初めて。


怒ってる顔しか見た事ないし、
普通の声も初めて聞いた。

怒鳴り声しか聞いたことないから。


その後も、おだやかに注文し、
一度も怒鳴ることなく、
障害者用のテーブルについた。


いつも通り、私が料理や飲み物を
テーブルに持っていっても、
怒鳴らない。

お礼さえ言われた。

カレンからお礼を言われたのは初めて。

最近一番の衝撃。


私の悪役メイクの効果?
それとも、医者が
彼女の処方箋を変えた?



それにしても、
やっぱり化粧品売り場の客は
攻撃力高かってんなぁ。

デパート時代の私は
今よりもっともっと化粧濃かったし、

周りの美容部員たちにいたっては、
美容整形やら、注射やらで、
迫力満点やったのに、

そこに来て、
使用済みの化粧品返品したり、
サンプル少ないってごねたり、
好き放題やっててんからね。

カレンがいてても、
パン屋は天国です。


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2 件のコメント:

  1. 2006年頃にジェニさんが、アメリカではマイノリティだからこそ、きちんとした格好&メイクして出かけるって書かれたんです。外国生活を始めたばかりの私にはとても説得力があって、それ以来出来るだけそうしています。言葉が出来るようになって以前より堂々としていると言うのもあるけど、理不尽な扱いは無くなりました。初めてのビザ申請でパスポートを投げて返却してきた役所のオバサン、今となっては懐かしい。

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    1. そそ!そうなの!覚えていてくださってて嬉しい!でね、それなりに渡り合っていける自信もついて、リラックスしてるので、すっぴんでも出かけられるようになった、と思っていたのやけど、それって自分がお客さんの時だけって、わかりましたわ。弱い立場の時は、メイクもしっかりして行く方が良いみたい。めんどくさいけどw

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