はよ買うてこい

最近、仕事帰りにどこかに寄るのが
めちゃくちゃ面倒臭い。

一分でも早く家に帰りたい。

で、そんなこと繰り返してるうちに
トイレットペーパーが切れた。

グロッサリーに買いに行かなあかんのやけど、
それが面倒くさい。

職場のトイレには、トイレットペーパーいっぱいあるけど、
まさか持って帰るわけにいかんしなぁ・・・



「いいんやない？一個くらい？」

と、同僚が言う。

「いやぁ、物が物だけにバッグに入れてもばれるんやない？」

て、いやいや、問題はそこやない。

「トイレットペーパー切らしたから、一個くださいて言うてみたら？」

いやいや、そんなことでオッケー出ーへんやろ。

そんな例を出したら、
皆がトイレットペーパーを持ち帰るようになってしまう。

だからって、黙って持って帰るのは盗みや。

販売業やから、それが商品でない物にしても
「盗む」という行為には敏感。


職場のトイレットペーパー持ち帰ることを
なんとも思わない奴なら、
売り物のデザイナーズサングラスを
持ち帰ることもなんとも思わないかも知れへんやん。

そらね、正直、一個だけでええから、
トイレットペーパー持って帰らしてくれへんかなぁ、
という思いが頭をかすめたよ。

買いに行くのがほんまに面倒くさいんやもん。

でもね、あかんもんはあかん。

私、仕事を解雇されたとしても
まあまあ平気な自信あるし、
今更そんなこと恐れてないけど、

「トイレットペーパーを盗んだから解雇」
となると話しは違う。

そんな解雇のされ方は絶対嫌や。

ブツがトイレットペーパーではあかん。
せこすぎる。



というわけで、
超面倒くさかったけど、グロッサリーに寄って
トイレットペーパー買うて帰りました。

たかだか、トイレットペーパーくらいで
うだうだ言うてる暇あったら、
はよ買いに行ってこい、て話しやね。