2020年10月6日火曜日

羨望のまと


私ね、
アメリカの某大手巨大スーパーマーケット、
ここで働いてる人たち
羨ましいなって思っててん。

当時私は、ハイエンドのデパートで働いててんけど、
どんな些細なことでも
お客さんから苦情が来るねん。

笑顔がなかったとか、
自分に挨拶せんかったとか、
サンプル一個しかくれへんかったとか、
紙袋にリボンが結んでなかったとか、

もちろん、こっちの落ち度ではあるけれど、
私やったら、こんなことで
自分の貴重な時間を費やして、
「マネージャーと話ししたい!」
って電話かけへんやろな、って思うことばっかり。

店側も、大事な大事なお客様からの
ご意見やから、うちらに厳しく指導する。

そやから、おもろなくても
常に口元に笑顔を貼り付けてんとあかんかったし、
何も買い物せーへん人でも
「サンプルちょーだい」て言われたら
ニコニコと微笑みながら(目は笑ってへんけど)
さっさとサンプル渡すとか
アメリカとは思えんくらいに
お客様は神様ですなデパートやってん。

でもさ、アメリカの某大手巨大スーパーマーケットは違うで。

中にはフレンドリーで笑顔の人もいてるけど、
ふてくされた顔で働いてる人
いっぱいいてる。

このふてくされた態度でも
ちゃんと給料もろて、
飯食うていけるんが、うらやましかった。

ある日なんか、
私の買い物の中に、
ノートブックが一冊あってんけど、
そのノートブックにはバーコードが貼ってなかってん。

バーコードがなかったら、値段はわからへん。

「あら、バーコードないわ」

え?あ、ほんまや。

「あんた、これなんぼするか覚えてる?」

うーーん、3ドルくらいやと思うけど、
正確にはわからん。

「どーしてもこれ欲しいんやったら、誰かに頼んで
値段探してもらうけど・・・」

すっごーく面倒くさそうに訊いてくる
レジのお姉さん。

「あんた、これ欲しい?」

え?




客がレジに持ってきたアイテムに対して、
どんな質問やねんw

・・・

いや、もういいです。

ノートブックは買わずに帰ったわ。

この接客で給料もらえるねんでw

ほんで、客も大きな期待をしてないから、
こんな接客でも特に文句も言わへん(多分)

いや、ほんま羨ましかったわよ。

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